今年ほど桜を撮ったのは初めてかも。連日曇りか雨なのに、気が付けば桜をスナップしている。EOS M5を使うようになったからだと思う。EVFはコントラストが高く、実際の風景より美しく見えるので、覗くだけでも楽しい。写真の仕上がりは、EVFで見たほどコントラストは高くない。しかし、これが逆なら最悪だ。初めは戸惑い、だんだんと慣れて来て、今では覗くだけでも楽しいと思えるようになった。写真は後から調整できる。それにコントラストが低い訳ではない。自然なのだ。

この感覚は、一眼レフでは味わえない別の楽しみ方かも。現実の世界をファンタジー的に風景を見せてくれ、しかも写真を撮りながら、ムービーのことも同時に意識できる。これは映像制作をする私にとっては、非常にありがたい。桜を撮りながら、つくづく思った。

tirusakura.jpgEOS M5 + New FD 70-150 4.5(f5.6)

散り始めた桜を撮ろうと、EVFを覗き込む。ピントを花びらに合わせようとしたとき、すでに散っている花びらに意識が向いた。EVFを覗くまで、思っても見なかった構図だ。そのままピントを追い込み、シャッターを切る。これに似た経験は一眼レフでは、あまりない。光学ファインダーと電子ファインダーの違いだと思うが、マニュアルレンズというのが大きい。

オートフォーカスは意図しない所にピントが合うことがあっても、シャッターを切る直前に、気が変わることは少ないのでは?あったとしても、撮り直すだけだと思う。マニュアルレンズを使っていると、特にピントを浅くして撮影する時、気が変わることが時々起こる。そして、それがよかったりする。EOS M5とマニュアルレンズは楽しい。機会があれば、是非お試しあれ。

katura.jpgEOS M5 + New FD 70-150 4.5(f5.6)

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