設計が1996年、EFレンズの中でも相当古いこのレンズ。私の使っている個体は1999年製造。中古で買ったので、使い始めてからは13年くらい。EOS 5D Ⅱ発売当時(2008年)、キットレンズのEF 24-105 F4L IS USMと同時期に購入したもの。どちらのレンズも、今でもオートフォーカスはキビキビ動き、各部機能も絶好調。

CANON EF 17-35 F2.8LとEOS R

ライカRレンズを使うようになってからは、あっさりした色目(ライカRに比べ)で使う機会が減ったが、初めて買ったLレンズなので、手放すことはなかった。(その後買い漁った数多くの単焦点EFレンズは全て売却、ライカRレンズの沼にハマった。過去記事参照

EOS Rで再確認

5DⅡ、5DⅢ、6Dで使っていた時は、広角域の必要性以外、特別な印象はなかった。しかし、EOS Rで撮った写真はどれも見違えるほど。高い解像感とコントラストは、今まで使った一眼レフでは経験がない。これがあのEF 17-35 F2.8L USMか?と疑った。過去に使っていた一眼レフの画素数は、22万まで。30万画素のEOS Rは、5DⅣと同じ。噂ではセンサーが同じだそう(またはベースにしている)。EOS Rを買ったおかげで、新しいレンズも買ったような気持ちになった。

デジタルレンズオプティマイザ

EF 17-35 F2.8L USMの解像感が上がった理由は、画素数だけでない。EOS Rには、デジタルレンズオプティマイザ(DLO)なる機能があり、超広角による収差や、絞り込むことによる回折現象が軽減される。デフォルトでONになっているので気づかなかったし、購入前はそんな機能があることなんて知らなかった。

寄れない、逆光に弱い、フードがデカい。

EF 17-35 F2.8L USMの欠点は私的には3つだが、どれも深刻ではない。最短撮影距離が42cmなので、それほど寄れない。でも、このレンズを使うときは広く撮るので問題にならない距離。逆光ではフレアが出るし、コントラストも低下するが、むしろ自然な印象で自分的にはOKだ。フードはデカいが、効果があるのでよしとする。

比較的コンパクト

フィルター径:77mm、最大径 x 長さ:83.5mm x 95.7mm、質量:545g、最近のフルサイズ・ズームレンズとしては小ぶりなので、アダプターを介してもそれほど大きくないところもいい。

超格安のLレンズ

フルサイズで使える広角ズームレンズでは、最安かも知れない。ヤフオクでは4万前後で手に入る。CANONのアフターサービスは終了しているが、御用達のヒガサカメラサービスがあるので安心。

F2.8 35mm
F2.8 17mm
F2.8 22mm
CANON EF 17-35 F2.8L
F5.6 17mm

いずれにしても、これだけ写れば文句なし。17mmでも35mmでも、絞っても、開放でもよく写る。昔は『Lレンズに値しない』とか酷評されていたそうだが、一体どこが悪いのかよく分からない。

全くの主観だが、ライカRレンズに通じる艶かしい色。そう感じるのは、有鉛ガラスを使っているからかも知れない。

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