EOS M5のEVF。これでいい。

EOS M5は数あるCANONのカメラの中でも、12を争う低評価。酷評は怒りに近いコメントまである。街でM5を使っているところを見られると、少し気恥ずかしい。勿論、考え過ぎである。散髪した直後、誰かに気付かれてないか、心配するのと似ている(自意識過剰)AFについては、比較する対象があるので良しとするが、それ以外は個人の使い方。撮影スタイルに合っていればそれでいい。

ただ、どうしても気になる点がある。それは、EVFの見え方。酷評されるポイントにも、EVFについてよく書かれている。コントラストが非常に高く、液晶との差に驚いた。しかし、ある時から全然気にしなくなった。むしろ、いい感じだと考えが反転した。ひょとして、EVFが小慣れた?オーディオではあるまいし、エージング??

目が慣れたのか、M5が慣れたのか気になって、価格コムのクチコミに投書までした。結果は目が慣れた、ということに落ち着いた。デジカメが、エージング。もし、そうならCANONさん凄い、匠。とまで妄想したが、違った。せやな(そらそうだろ)。その中に共感したコメントがあった。一眼レフのファインダーに慣れた人が、初めてEVFを使っても大丈夫なように作られている。といった内容だった。

OVF(光学ファインダー)は、コントラストとか、色目なんて初めからない。明るいか、暗い。ピントが合っているか、いないか。ボケ量が分かればいい方。”ピントの山が掴み易いファインダー”が一番良い。一眼ユーザーにとってフルタイムマニュアル(EFレンズ)は重要で、ガラス越しに写った被写体を狙う時はAFでは難しい。結構マニュアルを使っている。なので、”ピントの山が掴み易いファインダー”は非常に重要なのだ。またOVFは、実際目にしている景色よりも、暗くみえる。暗いレンズなら尚更だ。ある日、ヨドバシの店員さんに「どうしたら、ファインダーが明るくなる」ような質問しているのを見かけた。「これは、できないです」とEOS 80Dの説明をしていた。ミラーレスからのステップアップに、一眼レフはもう無いかもと、その時思った。

50-.jpgEOS M5 + New FD 50 1.2L

M5のEVFは”ピントの山が掴み易いファインダー”を目指して作っているのでは?確かに少し暗目に設定すれば、明るいレンズ(1.4)を付けて覗いたOVFのようにも思える。EF16-35 2.8Lを使っていた時はAFなので、ピント合わせに意識がいかず、コントラストとか色目とかを気にしていたのかも。New FD レンズに完全移行してからは、ピント合わせに夢中で、そんなこと気にしないように、頭が勝手に処理していたのだろう。

M3を使っていたときは、EVFについてこんなこと考えたことが無かった。おそらく、初代MやM2ユーザーのステップアップ、他社ミラーレスユーザーをターゲットにしていたからでは。そう考えるとM5は一眼レフユーザーをターゲットにしているから、EVFのチューニングを変えて発売したと考えられる。(勝手な憶測)

「ミラーレスからのステップアップに一眼レフは無い」「一眼レフユーザーが徐々にミラーレスに移行する」と考えたCANONが、過渡期にある今だけの限定チューニングEVFかも知れない。こんなCANONにとって好都合な邪推をするほど、私はM5を気に入っている。また、EOSを気に入っている。もしこの憶測が当たっていれば、今後一眼レフはライブビュー感覚で、必要なときだけEVFに切り替え、ファインダーを覗きながら拡大表示できるようになるかも知れない。なって欲しい。そうなれば、フルサイズミラーレスが出ても「どっちが好き」というスタイルだけの選択になり、非常に嬉しい。

51-.jpgEOS M5 + New FD 50 1.2L

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