EVF内蔵になって俄然マニュアル撮影が楽しくなった。初代Mを買った時は、ライカMマウントのレンズを使いたくて色々試したが、結局諦めて全部手放した。APS-Cなので、レンズ本来の画角を楽しめないのは承知していたが、それより広角が使えないのが理由だった。28mm以下は周辺が赤くなり、スナップに調度いい画角が使えなかったのだ。

今は持っていないレンズの話しは置いといて。New FD 20-35mmの話しをしたい。例によってヤフオクだが、最初手元に届いた時は、物凄いカビがレンズ全体にあった。何を撮ってもモヤモヤして、少し暗いところで撮ったものはモノクロのようだった。確かに「薄カビのみで、撮影には影響ありません。味わいある描写をお楽しみ下さい。」とあった。出品者に問い合わせると、返事が「シャッターは切れますか?写ってますか?」。。。。強者だった。ヤフオクサイトのイメージカラーが黄色の理由が分かった。

ジャンクとして、一度出品したが売れなかった。使うと決め、オーバーホールを日本レンズ○○にお願いした。一ヶ月かかると言われ、その間何とかして20-35mmの画角が使いたいと思い、EF 20-35 2.8Lに手を出してしまった。80年代後半のレンズだから、ある程度はオールド。期待半分だったが、中々良かった。APS-Cで使う20-35mmの感触は十分掴めたので、New FD20-35が戻ったら、どちらかをヤフオクに出そうと考えた。

一ヶ月が過ぎ、日本レンズ○○から電話。「この頃のズームは、中玉にアクセス出来ない仕組みになっていて、いいレンズで、残念ですが、このまま、お使い下さい。」治らなレンズに手数料2,000円取られ、ヤケクソになって他を探してみた。今度はキャノン専門のヒガサカメラに頼んだ。5日ほどして電話があり「無理だったか」と思ったら「出来ました。取りに来て下さい。」の連絡。早速引取りに。完璧だった。まるで新品のレンズ。オマケにズームのガタも全くなくなった。

撮り比べの結果は、New FD20-35が圧勝だった。というか、好みだった。超解像度ではないが、必要十分。周辺はAPS-Cなので、気にならない。コントラストも発色も自然。何より、ガラス越しの描写が気に入った。何処と無くライカレンズの趣きがあり、色目が近いことが決め手になった。

M5でオールドレンズは中々のもの。今度は何にしようか考えると、寝るのが遅くなる。しかし、ヤフオクはイエローだ。暫くは、大人しくしておこう。

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IMG_3117-1.jpgEOS M5 + New FD 20-35mm 3.5L

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