ナチュラル・クワイエット。尾白川渓谷。

朝、鳥の鳴き声で目が覚めた。4時20分。急いでマイクを用意して、ホテルそばの森に向かう。ここは八ヶ岳、白州。昨夜は雨が降っていたが、今日は快晴。仕事前に一仕事? 昨夜到着した時から、森の音を録音しようと考えていた。人の気配がないナチュラル・クワイエットはそうそう出会えない。森を抜ける風の音。風と遊ぶ鳥の声。ホテルから歩いて10分ほど離れると、空調ノイズも聞こえない。最高だ。

約30分ほど録ったころ、遠くを走る車の音が聞こえた。これで終わり。ナチュラル・クワイエットとは、自然界の音以外何も聞こえない状態。人口的な音が全くしないことをいう。微量な風や鳥の声を録音するには、マイクの感度をかなり上げる。そのため、目に見えないくらい遠くを走る車の音も拾ってしまう。また、日中なら10分おきに飛行機が飛んでいるので、なかなか難しい。

haku1.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f5.6)WB/太陽

写真が風景写真なら、音は風景音。写真の場合、人口的な物が写らないアングルを探ることはできるが、音は難しい。美しい自然を撮った写真も実は、高速道路の側かも知れない。広大な海を撮っても、ヘリコプターがうるさかったかも知れない。しかし、音はごまかせない。ナチュラル・クワイエットは貴重な時間なのだ。

haku3.jpgEOS M5 + New FD 20-35mm 3.5L(f11)WB/太陽

ロケの合間にスナップを撮ってみた。尾白川渓谷、千ケ淵の渓流。写真はここに載せた3枚しか撮っていない。前記事にも書いたが、あとはスナップムービーばかり。今日は登山客も少ない。時々飛行機が飛んでいるが、それ以外の時間はナチュラル・クワイエット。クワイエットといっても川の流れが激しく、音量はかなり大きい。都会なら、結構な車量に匹敵するほど。それでも自然音は静かに感じる。しかし、本当のナチュラル・クワイエットは、自分の身動きさえも、許されない。

haku2.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f5.6)WB/太陽

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