毎日スナップを撮る。陰を追う。

撮る物が無い。撮りたいと思うシーンが無い。毎日スナップを撮っていると、時々スナップ撮影が無意味に思える日がある。そこで、やみくもにスナップ撮影に出かけるのではなく、お題を作って出かけるようにした。その一つに、陰がある物だけを撮る。例えば、庭先の植木とか撮る時に、植木よりも、壁に写る陰の方が主題に見えるように、構図を決めて撮る。何かテーマを見つけるとスナップも楽しくなる。

KAGE.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L

何枚も撮って気付いたことがある。陰は、どんなに構図を考えて主題にしようとしても、主題に見えないことだった。画面のほとんどに、陰が写っていても主題にならない。陰しか写っていなくても、やはり主題に見えない。知らない人が見たら、そうでも無いかもしれないが、撮った本人は陰の「もと」が、何だか知っているからだと思う。

それなら、今度は絞りを開放付近まで開いて撮ることにした。陰が主題に見えるように構図を決め、陰の「もと」をぼかし、一緒撮ってみた。「もと」は手前ボケで端に追いやり、陰にピントを合わせる。何だか意味有り気に写る。

k1.jpg

翌日、同じお題でスナップ撮影を始めたが、少し変化を付けてみる。昨日と同じように、陰を撮った後、続けて「もと」の写真を撮る。このとき、ただピントをずらすだけでなく、構図も変えて撮る。そして、この2枚を続けて見ると組写真になっている。これが動画なら、映画のワンシーンのようにも見える。

これで、お題に困らない。撮影場所が近くの公園だって見る目が変わる。これから暫くは、陰を追っ掛けよう。何とも、未練がましい響きだ。

k2.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L

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