LEICA APO Macro Elmarit 100mm f2.8で撮影したミュージックビデオ

ライカRレンズが好きな人は必ず持っているか、欲しいと思うであろう素晴らしいレンズ。マクロは1/2なので今風ではないが、解像度と描写力は最高。当ブログの写真はほとんどこれで撮っています。商品撮影ではほぼ100%使っています。

100

ミュージックビデオ制作ではアンジェニューの出番が一番多いが、このレンズもよく使っている。ピント面がキリッとしていて開放で撮影してもいい感じになる。むしろ絞り込むとギスギスした絵になるので、動画では開放付近で撮影している。また、金属の質感を表現するとき、真価を発揮する。

紹介するミュージックビデオはこのレンズで撮った作品。一部引きのカットはElmarit R 24mm、カメラはどちら6Dで2台同時に撮影。演奏はドイツで活動するバスーン奏者のHIDATAKA NAKAGAWAさん、作曲はフランスで活動するNAOKI SAKATAさん。バスーンソロによる現代音楽「ANTENNA for Bassoon solo」。

400人ほどのホールを借りて録音と同時に撮影。この日は録音と撮影、照明を私一人だったので、ホール内には中川さんと2人きり。正に真剣勝負。

約12分に及ぶソロ演奏をOKテイクの演奏と、その時の映像をベースに、採用されなかった演奏テイクから手の動きが合っている映像をいくつか組み合わせて編集。しかし、本命の録音と同時だったので、邪魔にならないよう離れて撮影していたため、インパクトがあるアップが足りない。そこで録音終了後に、幾つかインサートに使うカットを撮影した。

登場人物が一人、曲が12分、そしてワンシチュエーション。かなり撮影前から悩んだ。固定した映像を延々観せても発表会でもないので、何とか動きを付けたい。考えたのが、背景を黒(黒幕を閉めて)にして撮影。編集で人物にマスクをかけ、縮小したり、配置を変えて変化を付けた。後半に登場する光のコラージュは思いっきりピントを外して、夜の街灯を撮影したもの。それとフレアエフェクトを使ったアニメーションを加えている。予定外のインサートを勝手に入れたので、叱られたらカットするつもりだったが、お二人とも喜んでくれた。

楽曲とミュージシャンのパフォーマンスを伝える撮影手段として、レンズ選びは重要。そのレンズが持つ特徴を活かした作品が出来れば最高である。また、依頼を受けからレンズは何がいいか考えている時、幸せを感じている。

NANU ARTS FILMS ホームページ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です