擬人化する子どもと、アルチンボルド

いつものご近所スナップをしている時、気になる家があった。二階の窓が2つ、それぞれに日差しがついていて、どう見ても「人の顔」にしか見えない。この家を見て、子供の頃を思い出した。


EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f5.6)WB/5400K

思い出とリンクする

今から40年ほど前、小学生だった私は、弟と二人で東京に住む親戚の家まで、冒険旅行をした。その帰りに叔母が、東京タワーに連れて行ってくれた。「何かお土産に買ってあげるから、選びなさい。」弟はすかさず、長嶋茂雄のサインボールと、根性の文字が刻まれた東京タワーの鉛筆立てを手にしていた。私も負けじと王貞治のサインボール(今でも王さんのサインは書ける)を手にとり、もう一つ何かないか探した。そして、見つけたのが、アルチンボルドのだまし絵。正確には、絵画写真集だった。

アルチンボルド

アルチンボルド16世紀イタリアの画家で、野菜だけを集めて人の顔(肖像画)を描いた怪人物。野菜の他に、本や魚だけで描いた絵もある。中には、逆さまにして見ると、違う表情になる絵もあった。私が手にした絵画集は、野菜だけで描いた逆さ絵本。叔母はキミ悪そうな顔で「それにする?」私は「お願いします」と返事をした。

擬人化する子ども

その本を手に入れからは、何でも擬人化するようになった。子供は、丸いものが2つ並んでいると目玉に見え、人の顔を想像する。車だって正面から見れば、ディズニー映画「カーズ」のように顔に見える。壁の模様に人の顔が見えたり、木の節が人の目に見えた経験は誰にでもあるのでは?(無い?)


EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f5.6)WB/5600K

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アルチンボルド展(2017.6.20-9.24)




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