前記事では、OM-D E-M5 Mark Ⅲと広角レンズで撮影したスナップを紹介したが、今回は標準レンズで撮影した動画とスナップの紹介。
KOWA PROMINAR 25mm f1.8
このレンズは、先に購入したKOWA PROMINAR 8.5mm f2.8の写りが良すぎて、勢いで買ったレンズ。明るい(f1.8)、25mm(換算50mm)の標準レンズ。PROMINARシリーズを信用して、あまり調べずに購入した。

KOWA PROMINAR 8.5mm f2.8 と同じく、動画撮影(BMPCC 4)には欠かせない。また、OM-D E-M5 Mark Ⅲでも使い勝手がいい。
ボディの作りはPROMINAR シリーズ共通で金属製。作りの良さは抜群だ。粘りがあるピントリングと、クリック無しも選択できる絞りリング。ピントリングの回転角180°も共通する徹底ぶり。ずっしり重いが、写りが良いので、安心感がある。
KOWA PROMINAR(マイクロフォーサーズ)シリーズは、外装を変えたCINEMA レンズも存在する。試したことはないが、きっと同じ性能だと思う。そう思うほど、このKOWA PROMINAR(マイクロフォーサーズ)は素晴らしい。

ボディ色はグリーン。先に買った8.5mm f2.8がグリーンだったので、お揃いにした。シルバーとブラックもあるが、何故か中古ではグリーンが安い。KOWA独特の発色で、”コーワグリーン“と言われるほど。しかし、世間的にグリーンは不人気なのか?
標準レンズは旅写真に不向き?
広角レンズが旅に向くと前記事に書いたが、標準レンズはどうだろう?
明るい標準レンズは『どこを撮る、何を撮る』と、明確なお題がないと上手く撮れない(写真が上手い人は別)。その点、広角レンズは特に主題がなくても概ね全体が撮れるので、記録写真として成り立つ。風景を楽しみながら、気軽に撮れるところが、旅写真に向いていると思う。

それでもやっぱり、写真好きならレンズ2本は持って行きたい。持ってて使わないのと、無くて使えないのとでは、精神的に全然違う。
旅には広角レンズが一番と分かっていても、標準または、それ以上のレンズがあれば、気持ちの保険になる。
KOWA PROMINAR 25mm f1.8
前記事と同じ日、ここぞとばかりにレンズをPROMINAR 25mm f1.8に交換。目の前には美しい川。キラキラと光る水面と白いしぶき。広角レンズでは広過ぎ。中望遠でもいいくらいだが、そこは足を使って近くで撮影。



撮りたいところが多すぎて、どう撮っていいか分からない。微妙な構図違いで、どれも似たような写真。そこで、動画に切り替えた。
OM-D E-M5 Mark Ⅲでスナップ動画
すべて手持ち撮影。OM-D E-M5 Mark Ⅲの手ぶれ補正はよく効く。動き回らなければ、止まっているよう。しかも、有機的な揺れが気持ちいい映像になった。
絞りはf4〜f11まで、明るさを調整しながら撮影。クリック無し絞りリングが役に立つ。
4K30p、カラーはムービーフラットで撮影。Logはないが、スナップ動画ならムービーフラットでも十分。編集時に専用のLUTプロファイルを当てて調整している。ハイライトを落とし、コントラストとシャドーを少し上げただけ。BMPCC 4Kや6Kのようなダイナミックレンジはないが、かなり健闘していると思う。
マニュアルレンズは、絞りもマニュアル
マニュアルレンズの良いところは、絞り具合がリアルに分かること。オートフォーカスのレンズは、絞り込んでも、プレビューしないと確認出来ない。そのため、ファインダーを覗いた時は開放のまま。絞った結果をイメージしにくい。なので、ついつい開放のまま撮ってしまう。
マニュアルレンズは絞りもマニュアル。かっちり撮るか、ふわっと撮るか、ファインダーを見ながら決めることが出来る。
このレンズを使う時、絞りは開放f1.8か、f4のどちらか。それ以外は写真では使わない。電子接点を持たないレンズなので、後から見ても分かるようにしている。それに、f4以上絞っても印象が変わらない。





25mmという画角は、フルサイズでは広角レンズ。少し離れるとパンフォーカスっぽくなる。開放 f1.8の明るさでも、寄らないとボケない。しかし、旅写真は背景の情報もあった方がいいので、これくらいがちょうどいいのでは。
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Piano:Yumi Nanatsutani