昨日は響都(きょうと)ホールで舞台演出の仕事だった。和楽器ユニットおとぎと、乙女文楽のコラボ。下の写真は鶴の恩返しを題材にした音楽人形劇「つう」のひとコマ。実際に人形の動きを目にすると、操る人の気配が消えてしまう。それほど引きつけられる名演だった。人形師は桐竹繭紗也さん。
EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f2.0)WB/オート(トリミング)
EOS M5のオートホワイトバランス、コンサート会場でも活躍
コンサート会場で撮影することはあまり無いと思うが、ここでもEOS M5は役立った。レンズはNew FD 50mm 1.2L。明るい単焦点レンズが役立ことは想像できると思う。M5がこの場でいいと言い切れるのは、オートWB。ホールの照明はLEDが増えているが、まだまだハロゲンが主流。色も暖かいし、演者の表情が美しい。LEDはどことなく冷たい印象だが、ライブハウスはメンテのしやすさからLEDが増えている。
EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f2.0)WB/オート(トリミング)
CanonにはCanonのレンズを付けることでオートWBが完璧に近くなる?
ここ響都(きょうと)ホールはハロゲン。シーンによって色を変える照明下では、非常に難しい。しかし、M5のオートWBはほぼ完璧だった。推察だが、オールドレンズのNew FDでも同じCanonのレンズだからかも知れない。それに気づいたのはM5にライカ Rやアンジェニューを付けると、少しグリーンに寄っているからだ。CanonのカメラはCanonのレンズを付けることでオートWBが完璧に近くなるのでは? 但し、オートWBがいい場面は室内のこと。屋外では太陽か色温度がいい。このことは以前このブログでも書いているので参考にして欲しい。
EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f1.2)WB/オート
スナップ撮影は舞台演出の仕事なので、舞台袖からのアングルだけになる。奏者の顔色とホリゾントの色も、ほぼ見た目通りに写っている。難しい微妙な紫色の表現もすばらしい。EOS のデジタル一眼レフに純正のEF レンズを普段から使っている人には当たり前なのかも知れないが、M5にNew FDレンズの組み合わせでもオートWBが使えることは嬉しい。
EOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f1.2)WB/オート
6DのオートWBは、M5のようにはいかない。
6DはいつもライカRか、アンジェニューしか付けていない。室内でオートWBでいい感じにならなかったのは、純正ではないからかも知れない。試しにNew FD 50mm 1.2Lを付け撮ってみたら、赤が強い。M5のようにはいかなたった。6Dはいつもの色温度(室内では太陽より少し高めの5600K)がベストという事になる。やはりエンジンの違いもあるようだ。
純正ではないレンズを付けたときの誤差
M5とNew FDレンズの組み合わせで撮った写真は、優等生で気に入っている。また、6DとライカRは癖はあるが、これも気に入っている。ただこれはレンズの違いだけとは言い切れない。純正ではないレンズを付けたときの誤差が、偶然にもいいと思っているだけかも知れない。純正のライカRで撮ったとしても、今度はフィルムになり、デジタル一眼レフとは比較出来ない。何れにしても、気に入ったカメラとレンズを持っていることに感謝する。
New FDのレンズは、デジタル ( CMOS ) にとっては明るすぎるので、室内では良いのだと思います。屋外では、-1ぐらいの露出補正でちょうどいい感じですから。
CMOSはフィルムとは違い高感度ですから、レンズの色んな面が出てきます。
http://fd2eos.exblog.jp/23500908/
http://fd2eos.exblog.jp/23906245/
自分は、WBについてはRAWで撮って後で現像・・・色味 ( 記憶色 ) や目立つ収差は修正します、
New FD レンズをEOSで使う上での宿命ですね、後は生かすも殺すも腕次第ということで・・・。
フィルムを過ごしてきた世代では、こんな画はコントラストが低くて馴染めない
http://irvingphotographydenver.com/canon-fdn-series/
EFレンズだとしても、同じDIGIC 5+ の 6D と 5D3 でも違う みたいですね、味付けなんだと思います。