Summicron R 50mm。それは深い沼の入り口。

ライカRシステムは、約10年前に生産完了しているが、ほとんどのレンズはCANON一眼レフで使える。私は一度も本物のライカRのカメラを使ったことがないし、ライカについて大した知識もないが、これまでにライカRレンズを20本以上は使っている。現在は絞りに絞って6本、その内Rマウントのアンジェニューが2本手元にある。過去どれも素晴らしいレンズばかりで、コレクターなら全部所有していただろう。しかし、レンズは使ってなんぼ。オールドだからといって、「味で勝負」みたいな負け惜しみを言わない、実力派レンズだけを使っている。

このところスナップ撮影は、M5ばかりだったので、一眼レフを再確認しようと6Dを使い始めた。久しぶりにSummicron R 50mmを付けた時、新鮮な気持ちになる。ただ、M5New FD 50mm 1.2Lを付けることが多かったせいか、何となく物足りない。いつの間にか80mmの中望遠が、標準のようになっていた。

sumi50.jpgEOS 6D + Summicron R 50mm TypeⅡ(f2.0)

標準ズームレンズでは、ただの通過点にすぎない50mm。改めて6DSummicron R 50mmを付けると、やはりスタンダードだと実感する。目にしたものを誇張なく写し、記憶と同じ写真が撮れる。絞れば全面シャープになるが、ギスギスしない。開放はAPS-Cフォーマットでは感じない、周辺の甘さが妙に新鮮だ。元々動画撮影のために、デジタル一眼レフを使い始めた私は、写真そのそもにあまり興味がなかった。また、レンズによる違いや味など全然分からないまま動画ばかり撮っていた。

sumi50-1.jpgEOS 6D + Summicron R 50mm TypeⅡ(f8.0)

それが、ライカRレンズに出会いすっかり写真好きになった。特にこのSummicron R 50mmには驚いた(初めはタイプ1だった)。中古市場でも高価なライカRMマウントよりまし)の中でも比較的入手しやすく、私が買った最初のライカRレンズでもある。もしこのブログを見て興味を持たれたら、まずSummicron R 50mmを勧めたい。タイプはどちらでもいい。ただ、写りが違うので両方欲しくなる可能性はある。開放値f2.0とは思えないボケと立体感。ハイキーでもローキーでも崩れない階調。フレアやゴーストが時にはでるが、本当に素晴らしいレンズだ。但し、その代償には深い深い沼が待っている。私はその沼をようやく出たところだ。このブログが、沼の出口を見つける道標になればいいのだが。

img_8373-sEOS M5 + New FD 50mm 1.2L(f2.0)

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