仕事で札幌に来ている。合間を見て記録用に持って来たEOS M5で雪を撮ってみた。ホワイトバランスはオート。街中のスナップでは太陽にしているが、周りが白い雪に囲まれていると何だか青い。色温度を上げて丁度良かったが、少し陰に入ると黄色っぽい。それが、オートにすると見た目と同じように見える。色の変化も感じなかったので、写真も動画も楽に撮影できた。しかし、写真としては雪が少し青いほうが美しく見えるのでRAWも撮っておく。露出は雪の反射で街中よりずっと明るい。晴れていると、f11まで絞りこんでもシャッタースピードが4000になるので、ND4フィルターを付けている。動画にはシャッタースピードが早すぎるが、記録用として割り切っている。

yuki3.jpgEOS M5 + New FD 20-35mm 3.5L(f8) WB/ オート、スタンダード

レンズはNew FD 20-35mm 3.5L。今まで街中でしか使ったことがなかったが、こういった風景でも安心して使える。このレンズを手に入れる前、ネットで参考になる写真を散々探していた。その多くが、フィルムで撮影した後にスキャンしている写真が多く、正確な色や解像感がつかめないままだった。デジタルで使う人が少ない(α7はあった)のだろうか?ただ、リアル感は伝わり、その雰囲気はどれも良かった。

yuki2.jpgEOS M5 + New FD 20-35mm 3.5L(f11) WB/ オート、スタンダード

いつも思うことだが、このレンズを使う時、誇張なく、正確に撮ろうとしている。M5で使うと20-35mm32-56mmの標準レンズになり、広角レンズらしさが薄れるからかも知れない。今回の撮影で改めて思ったのは、構図の基本は足を使うということ。ズームはトリミング的に使い、構図を補正する為にある。なんとも渋いレンズだ。M5はデジタルだが、こうしたレンズを付けて撮ると、何となくアナログな感じがする。

yuki.jpgEOS M5 + New FD 20-35mm 3.5L(f11) WB/ オート、スタンダード

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