飛行機、鉄道、ペット、子供、その他何でも、撮りたいものが決まっている人が羨ましい。普段のスナップは、目についたものを漠然と撮っている。風景写真と言えば聞こえはいいが、これを撮りたいと、ハッキリした意思がない。たまには目的を持ってスナップ撮影に出かける。カメラはいつものEOS M5と、New FD 50mm 1.2L

鉄道写真を撮る。本物の写真家のような準備をする訳でも無く、出会った電車を撮るだけ。それでも「電車を撮る」と決めて出かけると、不思議に気分は鉄ちゃんになる。走っている電車は難しいので、止まっているか、発車か停車する間際を狙う情け無いほどショボい。電車を背景の一部にして、副題的に撮ってみた。何となく鉄道写真。でも躍動感がない。

t2.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L

映画では、電車に限らず乗り物が映るとき、必ず動きがある。乗り物の外側から撮影している場合は尚更。アクションシーンは別にして、場面が変わる時によく使われる。止まっている乗り物は建物とか風景と同じ、乗り物を撮る意味があまり無い。

止まっている電車もいいが、何とか動きを付けたい。シャッタースピードを落として、電車以外にピントを合わせて、過ぎ去る電車を撮ってみた。これなら動きがある。電車はブレてもスピード感がある。地下鉄なので色表現が難しい。EOS M5のホワイトバランスはオート、JPEG撮って出し。あまり綺麗ではないが、ほぼ見た通りに撮れている。

train.jpgEOS M5 + New FD 50mm 1.2L(少々露出はアンダーだが、補正無しで掲載)

今度は少し違ったアプローチで撮ってみる。さっきの逆で、電車の扉付近にピントを合わせて乗り降りする人をブラしてみた。スロースビードにして録画すれば、動画でもこれに近い撮影が出来る。動きはカクカクしているが、まあいいだろう。6DM3では1/30が最低だったのが、1/8まで遅く設定出来るようになった。動きのある被写体はブレるので、使い方次第では面白い。これで、鉄道写真家の仲間入り出来た気になってる。次は飛行機を撮って見たい。

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