広角単焦点レンズでスナップ撮影するのが苦手だ。一体何を撮っていいか分からない。広大な大自然を目の前にしたり、旅先ではいいが、日常の風景をスナップ撮影するには、お題が寂しい。しかし、ミュージックビデオ向上ための練習なので、何とか撮っている。いざ撮影すると、空を多く入れた構図ばかり。しかも、下からあおってパースを付けた、何ともセコい写真が目立つ。何でもない風景を感動的に見せようとしている感じが、見え見えなのだ。セコい。

111-sEOS M5+ New FD 20-35mm 3.5L (20mm)

ハリウッド映画でこんな構図はあまり見かけない。あるとしても、パースを付けずに真っ直ぐ撮っている。または、空撮か、離れたビルの屋上から撮っていると思う。広角でパースを付けると、何となくTVっぽい感じがする。映画で広角レンズを使うときは、その場の状況説明に使うことが多い。例えば、ビル全体を見せて、すぐに中のシーンになる。もし、そのビルに重要な意味があれば、そのカットを少しだけ長くする。加えて、ビルの周りをグルりと見せて、中のシーンに変わるなど。ただ、そのビルに意味がないのに、こんなカットが多く入っている時がある。そんな映画は大体、間延びして面白く無い。

広角レンズの特徴を生かした撮影で、思いっきり寄って撮ることがある。映画ではここぞというシーンで、役者のアップを撮る。その人の恐怖や怒り、感情を表現するため、効果的に使っている。また、アングルを色々変えて迫力ある映像を作ることが出来る。サスペンスやアクション映画によく見られる。また、コメディでも使い方次第で面白くなる。スナップで人物を写す時は、ただポーズではなく、話しているところとか、動作している時が面白い。

映像制作の向上が目的のスナップ撮影。主に物や草花や部屋の小物など撮る時は、いつも頭の中でそれらを擬人化している。時折それが、何かのワンシーンを切り出した感じで、写る時がある(気がする)。

img_5060

233.jpgEOS 6D + Elmarit R 24mm

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