ウォーキングを兼ねてスナップを撮る(ご近所が主)ことが、日課になっている。EOS 6DとSummicron R 50mm(TypeⅡ)の組合わせは軽快。スナップの目的はミュージックビデオ作品の向上を目的にしているので、写真家の目線とは少し違うかも知れない。まず、私が使うレンズは全てマニュアルなので動きものは狙わない。「一瞬を捕らえる」とは無縁である。風景や静物がほとんど。むやみに人を撮ることもない。時々、奥さんと出かけた時は、ここぞとばかり被写体にしている。

50mmという画角は良くも悪くも平凡な写りをする。天気の良い日などは大体絞って撮るので、大口径であっても大きなボケは得られない。これが80mm以上ならそれなりにボケるが、50mmはそうでもない。NDフィルターを使えば済む話だが、絞って撮る写真も好きなので、あまり使わない。平凡な写りをする50mmで平凡な住宅街をスナップする場合、何を撮ったらよいか分からない。でもこれが、練習になるのだ。

sm2-sEOS 6D + Smmicron R 50mm(Type2)   f4.0

いつも目にする電柱だって、離れて撮るのと、近くで撮るのでは印象が変わる。完全に住宅に溶け込んでいる電柱を主役に見える構図を探がす。近くで撮ればそれなりになるが、少し離れると急に難しくなる。逆に言えば、主役が自然と溶け込んだ映像として良い。これが50mmだと納得している。

Smmicron R 50mmの距離目盛は、10mの次が無限になっている。これを目安に10m以内はピントを追い込めるので、開放で撮れば立体感がつく。こういった場面で開放からシャープなレンズは重宝する。などと色々考えながらスナップ撮影を楽しんでいる。何を撮るにも主題と背景の関係を考えて撮影すると、自分なりに評価ができて毎日撮っても飽きない。しかも、同じような場所を撮っていても、光と陰は毎日違う。同じ日は無いと、妙に感慨深くなる。

summicron50-sEOS 6D + Smmicron R 50mm(Type2)   f2.0

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