ポートレートはこれしかない。とライカファンの先輩に言われてから、ずっと気になっていたレンズ。中望遠レンズはSmmicron R 90mm f2.0を気に入っていたので、はじめは軽く聞き流していたが、先輩に数日お借りして納得。その日以来、オークションから目が離せなかった。

開放からf2.8までが、このレンズの特徴を表し、絞り込むほど綿密な描写をする。大抵のレンズも同じような傾向であるが、このレンズは少し印象が違う。多少絞っても柔らかい印象はそのまま残る。綿密さと柔らかさが同居した感じがする。また、日差しの強い屋外では強烈なコントラストで印象がガラリと変わる。明るいレンズだけに、早朝とか日が陰ったくらいが、いい感じになる。

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ただ難点は、ピントリングがメチャメチャ重い。レンズ本体も重いが、ライカレンズは大体重いので諦めている。ピントリングが重いと動画撮影時に何かと不便で、動きがある撮影には使いにくい。マニュアルレンズで(壊れていないレンズの中で)、世界一重たいかも知れない。

ピント面は極薄だが、アンジェニューのように滲まない。ポートレートは男女年齢問わず期待通りの写真がとれる。どんどん使いたい。でもピントリングは世界一重い。腕立て100回しか道がないのか。

ishi.jpgモデル:Streamline.co  CEO 石井弘之 氏 EOS 6D + Summilux R 80mm  WB/ 5600K  f4.0

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